壁掛け時計 タイプ2 / 真鍮 minimal wall clock / brass
よりもひとまわり大きい直径30cmの壁掛け時計。
表面は、パーマ状のヘアラインを無数に施した
バイブレーション仕上げにしています。
落ち着きのあるマットな質感で、
様々なインテリアに調和します。
数字はレーザー加工機で切り抜くことによって表現しています。
フォントは「Frutiger(フルティガー)」という、スイスの書体デザイナー・グラフィックデザイナーであるアドリアン・フルティガーによってデザインされた書体を使用しています。
このフォントの良い点は、視認性の高さと普遍性です。
元々空港の案内標識として開発されたこのフォントは、遠くから見たときの視認性に優れ、標識の他にも印刷物でも幅広く利用されています。また読みやすくシンプルな形の中にも、どこか優しさや柔らかさも感じられる、普遍的な美しさを持った書体です。
数字の大きさは、素材の良さを最大限活かすという、minimal wall clockのコンセプトが失われないように、視認可能な範囲でできる限り小さめにしています。
真鍮は表面に何も処理を施さない場合、徐々に色味が深く濃く変化していきます。
一般的に市販品では色の変化を抑えるために
酸化防止剤と呼ばれる薬品を表面に塗布することが多いですが、
その処理はどうしても素材が持つ本来の美しさを半減させてしまいます。
この時計では色味の変化をむしろ金属特有の美しい現象と捉え、酸化防止剤を施していません。
そのかわり上から蜜蝋という蜂が作り出す自然由来のロウで薄くコーティングしており、
素地よりも少しゆっくりめに経年変化していくように調整しています。
一見なんてことのないものに見えるかもしれませんが、
シンプルでプレーンだからこそごまかしが効かず、
表面処理には細心の注意を払いながら
一つひとつ丁寧に手作業で仕上げています。
部屋に溶け込み、静かに時を刻む。
シンプルながらも、時間をかけて深い味わいに変化していく時計です。
注意事項
※こちらの製品は、真鍮本来の風合いを活かすため、クリア塗装などの酸化防止剤を施さず、素地のままにしてあります(薄く蜜蝋コーティングしています)。そのため、経年により少しずつ色が濃くなり、表情が変化していきます。
※仕上げ加工は手作業で行っておりますので、ものによって表情が異なります。ご了承ください。
※真鍮は空気に触れた瞬間から酸化(黒ずむ現象)が始まります。そのため、出荷までの保管期間にも変色は始まっており、お手元に届いた時点で酸化による黒ずみが発生している場合がございます。素材の良さとしてご理解ください。
※素手で触ると指の跡が残り、徐々にくすんできます。取付け、取扱いの際には商品同梱の布手袋をお使いください。もし触れてしまっても、これも経年変化の一つの良さとしてお楽しみいただければ幸いです。
ご確認事項
*ご注文期間:4/19(土)11:00 〜 5/7(水)17:00まで。
*発送時期:7月中旬〜8月初旬を予定しております。
*受注生産品の為、キャンセルはお受けできません。予めご了承ください。
*秒針がないタイプです。どうしても秒針ありが良いという方は、
壁掛け時計 タイプ2 に取り付けている短い秒針でよければお付けできますので、備考欄に『220用秒針希望』とご記入ください。
(秒針が12から6の間を回転中にわずかにギギギという音が聞こえます。耳を澄ますと聞こえる程度ですが、可能な限り静音をご希望の方は秒針なしをおすすめします。)